※『ダンボール研究室@IPEEC』は一部記事をダンボール通販サイトのアースダンボールに移転しました。移転先でも引き続き皆様のお役に立てるよう取り組んで参ります。何卒宜しくお願い申し上げます。

子供の躾はいつから始める?怒らないためには

「子どもの躾っていつから始めたらいいのだろう。

叩きたくなることや怒りたくなってしまうことも。。。」初めての育児には戸惑いや不安がついてまわりますよね。成長に従って躾の時期に悩んだりします。今回は子供の躾について悩んでいるあなたの疑問や悩みが解決できるお話を書いてみたいと思います。

子供の躾はいつから始める?

我が子は目に入れても痛くないという例えがあるほど、愛しくてたまらないものです。0歳代はママのお財布で遊んでいたり、ティッシュを箱からだしてしまっても「叱る」という気持ちにはならないと思います。1歳をすぎて、だんだんと知恵がつき遊びがいたずらに変わってきたころ叱るべきかどうか悩みますよね。叱ってもニコニコ笑っている我が子を見て、叱られてるってわかってるの?と疑問に思う親御さんや、叱ったのに何度も同じようないたずらをする我が子に、もうヘトヘト…と疲れてしまう親御さんもいると思います。子供の躾はいつから始めるべきなのでしょうか?

子供の躾は1歳半から?

1歳を過ぎて、1歳半くらいまでの間はあんよが出来るようになったり、手先が器用になったりと、一気に子供の活動が広がります。1歳半くらいになると、自我が芽生えてきて、やりたいことや興味のあることがはっきりしてきます。ママの真似をして掃除をしたり、ママがいつも使っている調理器具を使っておままごとしたかったり、とごまかしが効かない本物志向になってくる時期でもありますよね。私も娘にしょっちゅうしゃもじをとられています。1歳半ごろはだいぶ言葉を理解し始める時期でもあります。「だめよ」という優しい言葉ではいたずらをやめなくても「危ないからだめ!」ときつめに言うとやめたりしますよね。顔だけでなく、声の表情や言動もわかるようになっています。公園や子育て支援広場などでのお友達との関わり合いも増えてくる頃です。やりたいことや、好きな遊びが見つかる時期でもありますので、お友達におもちゃを取られた、おもちゃを取った、で喧嘩をすることもしばしば。この時に癇癪を起こしてお友達のことを叩いたり噛んだりすることもあるでしょう。「おもちゃを取られた!悔しい!」という思いが、そうさせています。こんな風に、1歳半というのは様々な状況や物事が判断出来るようになり始め、感情表現も豊かになってくる月齢です。そして、だんだんとその子の性格も出てきます。おっとりちゃん、頑固くんなど、個性が徐々にはっきりとしてくるでしょう。三つ子の魂百まで、という言葉があるように、3歳まで受けた教育がその先の人生に大きく影響してきます。1歳半ごろになったら必要に応じて躾を始めていき、子供の理解力のペースを見ながら人生に必要な様々なことを教えてあげましょう。

子供の躾 叩くのはあり?なし?

親御さんが子供のころ、両親に叩かれて育ったという方もいるのでは?両親に叩かれたことは、どんな思い出として残っていますか?私は父親に18歳のころ初めて平手打ちをされました。100%私が悪かったと今では思いますが、当時はしばらくの間父親が怖くて怖くてたまりませんでした。叩く、というのは痛みを伴いますので子供に恐怖心を与えることになります。大好きなはずのパパ・ママが恐怖でたまらない、パパ・ママが怖くて家に帰りたくない。そんな風に子供が認識してしまったら…今まで築いてきた信頼関係は崩れてしまい、子供はどうしたらいいのかわからなくなってしまいますね。また、親から叩かれてしつけられた子供は、成長してから他人に暴力をふるうようになるとも言われています。1歳~2歳の子供は物事の良し悪しがまだわかりません。躾をしなきゃと闇雲にペチペチと叩くのはNG。叩くほど怒っているんだな、と子供が理解出来る年齢になるまでは、なるべく叩かずに言葉で躾をしましょう。

子供の躾は怒らない方がいい?

躾という言葉は、礼儀作法を教えて身につけさせるという意味です。躾の基本はやはり挨拶ですよね。その他にもテーブルに足を乗せない、おもちゃを投げちゃだめ、ひじをついて食事をしない…などなど、言い出したらキリがありません。躾=叱る ではなく、「こんにちはしようね」ということも躾です。子供は一度ではなかなか聞きませんので、何度も同じことを躾するうちについついイライラして怒り口調になってしまうもの。怒る、と叱る、は言葉の意味が違います。大きな声で感情のままに怒ると、子供は恐怖なだけで言葉の意味がわかりません。ムカっと来たら、まずは深呼吸をして一拍置きましょう。そして、感情のままに怒らないよう落ち着いて話をしてあげましょう。だらだらと長くしゃべっても、子供は話を聞いていられないし、覚えていられません。年齢×1分が叱る時間の目安。「ここに乗ったらあぶないよ。落ちたらいたいいたいしちゃうよ。危ないからやめようね。」1歳半でしたらこれくらいが目安です。お子さんがごめんなさいを出来たらたくさん抱きしめてあげてください。あなたが怪我をしたらママが悲しいという気持ちも一緒に伝えてあげるといいですね。親は神様じゃありませんので、怒り爆発するときもたくさんあります。叱るタイミングは、いたずらなどをしたタイミングがベストですが、どうにもこうにも怒鳴ってしまいそうなら、まずは一度見ないふりをしましょう。そして子供から一度離れて、少し気持ちを落ち着かせてから叱りましょう。イライラしてるときは何をやられてもイライラするもの。落ち着いて考えてみたら「叱らなくてもいいか」と思うこともあるかもしれません。子供の躾はとにかく繰り返しです。一度や二度うまく叱れなくても全く心配することありません。なるべく感情のままに怒らずにゆっくり落ち着いた口調で教えるのが、叱り方のコツです。叱った後はたくさん愛情を伝えて、子供の自信を無くさないようにしてあげましょうね。

まとめ

子供を育てる、というのは本当に大変なことです。まして、子供の個性は十人十色ですから、育児書通りにはいきません。お子さんと親御さんのペースで、焦らず躾を始めていきましょうね。